2015年3月16日、都庁の「都民の声課」に舛添知事宛に抗議の手紙を届けました。

平成27年3月16日
東京都知事
舛添 要一 様

「日本の景観と伝統を守る会」と申します。
私たちは、東京都知事に就任早々「四ヵ国語表記」の件でお願いの手紙を書きました。
文書によるご回答をいただきたいとお願いしたにも拘らず、職員の方から回答にもならない電話をいただいただけでした。

3月6日から始まり27日まで、毎週月水金の11:00~14:00に都庁前で下記のとおり訴えています。

日本語と英語の他に、中国語と韓国語を加えた四ヵ国語表記は日本の景観を著しく損ねます。
観光庁は観光のためと言いながら、駅の中を四ヵ国語表記にするよう指導し、日本らしい観光資源を自ら失うことに精を出しています。都議会では駅の中に加え、街の中や施設にまで四ヵ国語表記をしようと議論をしているようです。
税金の無駄使いは止めてください。

漢字を使った表示のある景観は日本の素晴らしい観光資源です。日本にしかない観光資源です。
漢字の持つ意味をパンフレットや後述するユビキタスで、説明することが観光の楽しさにつながるはずです。説明したりすることによって「おもてなし」にもなるはずです。
世界中からやって来る観光客は日本らしさを求めて、日本に観光に来るのではないのでしょうか?
中国語と韓国語が氾濫した景観を見るために日本に来るのではないはずです。
日本語と英語の二ヵ国語表記の表示板と同じ大きさで、四ヵ国語表記にすると文字が小さくなり、読みにくくなります。読みやすくするために、表示板を大きくすると、街の景観をさらに壊します。

都知事の大好きなフランスでも、自国の言語(フランス語)と国際共通語としての英語の二ヵ国語しか表記していないと聞いています。
2020東京にオリンピックを迎えるにあたって、是非とも次頁のお願いを実現してください。
今のままでは、日本なのに日本らしさがない景観が増え、東京は世界で一番醜い都市だと世界中に悪評が立ってしまいます。
世界一美しい東京を目指してくださいますようお願いします。


日本の景観と伝統を守る会
代表 梶谷洋一
平成27年3月16日

質 問

都議会で配られている資料の中に、「多言語表記に関する世界の状況」(資料3)があります。
これは観光庁が作成した資料だと思うのですが、世界中どこの都市も自国語と英語の二ヵ国語表記と明記されています。
これは当たり前のことです。
何故なら、言葉は文化だからです。何処の国も自国の文化を大事にするのです。
自国語と英語の二ヵ国語以外を表記することは、言葉による文化侵略なのです。

1.日本の観光資源を失うことにならないか?
中国語と韓国語が街中にまであふれると、日本の景観は壊れます。
日本らしい景観は、日本の大事な観光資源です。
中国語や韓国語を観るために日本に来るのではないはずです。
日本の観光資源を失うことになるとは思わないのですか? 答えてください。

2.経済活動だけでいいのか?
中国と韓国は、世界でも1位2位の反日国家であり、日本における外国人の犯罪率でも1位2位の国家です。世界に190以上ある国から選りによって、何故この二国の言語を選んだのでしょうか?
中国は、1949年の建国以来、チベットやウイグルや南モンゴルを侵略して、人民を虐殺している凶暴な一党独裁国家です。
韓国は、前産経新聞ソウル市局長・加藤達也氏を拉致している言論の自由のない非民主主義国家であり、駐韓米国大使を刃物で切りつけるような野蛮なテロ国家です。
安全保障・国防についてどのように考えているのでしょうか?
これらよりも経済活動が大事な理由を教えてください。

3.「日本語と英語を基本」と「日本語・英語・中国語・韓国語の4言語表記」の間の議論は?
古賀俊昭議員の一般質問に対して、「日本語と英語とピクトグラムを基本とする」と答えていますが、東京都が2月に発行された案内サイン標準化指針・鉄道編には「視認性を考慮の上、日本語・英語・中国語・韓国語の4言語表記とすることが望ましい。」と書かれています。
都議会においてどのような議論を経て、基本をあっさりと捨てて、中国語と韓国語を併記することが望ましいと決まったのか、東京都民に丁寧に説明してください。


日本の景観と伝統を守る会
代表 梶谷洋一
平成27年3月16日

要 請

2020東京オリンピック開催までに是非とも次のことを実現していただきたくお願い申し上げます。

1.駅や公共施設や道路標示などにおける四ヵ国語表記の廃止
石原元都知事時代から研究しているユビキタスを応用して、表示板などは日本語だけの表記にし、見た目をすっきりさせ、日本の観光資源(表意文字である漢字)を確保することを要望します。

ユビキタスは現在、街中で使えるほどまでに完成していると伺っています。
ソフトを充実させれば、多言語による説明などが可能となります。追加や変更等も容易にできます。
スマートフォンや専用端末器を使って、中国語や韓国語だけでなく、多くの外国語を表示できるようになります。
もちろんオリンピックの公用語であるフランス語での表示も可能です。

この技術は日本が世界に輸出できるものです。新しい市場も作れて一石二鳥ではないですか。


2.日本語と英語の二ヵ国語表記
前項について、2020東京オリンピックまでに達成が難しいのであれば、中国語と韓国語の併記は止めて、日本語と英語の二ヵ国語表記にしてください。
東京を日本らしい景観の街にしてください。
まずは東京都が日本全国に先駆けて模範を示してください。


以上、よろしくお願いいたします。


日本の景観と伝統を守る会
代表 梶谷洋一